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2006年 03月 26日
もう世間では春休みになり、甥っ子のお守りを頼まれた。
ヤツは小学校4年生。 とにかく声がでかく乱暴者で大喰らいである。 甥っ子には兄と弟が居るので、今後「弟君」と書きます。 当家はトランプでも花札でも賞金をかけて遊ぶのだが このせいで、彼は自分が負けると泣くのである。 ここで注意して欲しいのは、賞金提供者は私の父だけ。 小4の弟君は負けても痛くも痒くもない。 通常一勝負100円の賞金額だったが、こいつが50円にしてというので50円になったw でも、私が参加するとき「こんな50円で遊んでられっかよ、300円にしようぜ(煙草価格)」 というと、弟君は猛烈に反対をしてくるのですwwwwwwwwwwwwwww そして彼のこの反応を見て親族全員が大笑いする。 ある時、弟君に聞いた。 私「おめーが金賭けてるわけじゃねーんだ。どうせ勝つなら金額は大きいほうがいいべ?」 弟「やだ><」(半泣き声) 私「おめーは負けたって損しないんだぜ?なんだってそんなイヤなんだい?」 弟「自分以外のヤツが得をするのがヤダ><」 この言葉で私の中で彼に対する感情がピクリと動く。 どうも弟君に対し私は意地悪になってしまったw そしてこのトランプ大会で、とうとう彼はやってはいけないことをやってしまった。 その時は賞金金額は確か100円だった。中1の兄が勝った。 その時、弟君はうわっと泣き出し立ち上がりざまに前蹴りをした。 運悪く中1の兄の顔にどかーんと当たった。 あまりの出来事に驚く大人共。 間髪入れずに私の母親が弟君を雷鳴の如く怒った。 私はこの弟君の底知れぬ何かを見たような、凄まじい兄弟間の感情を見たw この弟君は、自分の手が悪いと親に交換してくれとしつこくせがむ。 他人の手札をチョロチョロ覗く。 自分が負けたら泣いて暴れて、勝つとそれはもう別人のような笑顔。 根性の薄汚ねえ野郎だ。 私はどうもこの弟君が気に入らなかった。子供なんてそんなもんかもしれないけど。 小4だけど、今ここで正さねばならんと私は常々考えた。 でも自分の子じゃないし。 賞金が300円のとき私が勝った。 この時、弟君は半泣きで親の陰に顔を隠そうとしていた。 そこで私が貰いたての賞金を弟君に「ほらよっ」とあげた。 まるでパーッと花が咲くように笑顔になった弟君。まさにアレは破顔というにふさわしい。 「金ってのはこうやって使うんだ。わかったか。」といったが聞いちゃいなかっただろう。 ある時、姉が甥っ子二人を連れて遊びに来た。 お菓子の袋を、弟君に渡した。 ムシャムシャ食べ始める弟君。 姉が「お菓子ちょうだいよー」というと 「これはボクがもらったんだもん」と平気で言ってのけた。 「てめえ!んなこと言ってそれで済むとおもってやがんのかっっ!!」 私が思わず怒鳴ると、弟君は渋々お菓子を皆に渡した。 私の中で弟君に対する「クソガキ度」は益々募っていった。 「とにかくまー憎らしいクソガキだよ。」と、私は弟君のことを言う。 弟君の兄は、食が細く神経質で痩せ型である。 弟君はそういう兄を少しバカにしている風がある。 私は基本的にそれが許せんのです。どうも兄のほうを贔屓してしまう。 でもこの弟君は非常に動物好きで、動物を見るとコロリと変わる。 だから根本は悪いやつじゃないのは分かるんだが、どうも曲がってる。 クソガキめとおもいつつ、ちょこちょこ意地悪しては 弟君の泣きそうな顔を見て吹き出してしまう。 生意気な弟君にとって「難所たるは私」のような関係にありたいw 弟君は合気道をやっていた。この前、私に「ちょっと手だして?」という。 内心警戒して手を出すと、案の定わたしの手をひねり上げようとしやがった。 グッと力を入れていたので、彼の私の手をひねり上げて 私に悲鳴を言わさせようという作戦は失敗した。 もちろんこの後くすぐりの刑を与えられた。 長くなったが、弟君はとにかくまぁクソガキである。 で、こいつの子守をしてくれといわれた。 まあどうせ時間はいっぱいあるしと快諾する。 さて・・・どこに連れて行こうかっっ! ありあまる体力、ストレス発散できない都会の子は山に連れて行くしかないと思った。 東京には小さいが山がある。 小学校の遠足でも利用される高尾山に行くことにした。 ・・・自分の今の体力を考えると十分きっつい。 こりゃ自分自身との戦いだぜ!と覚悟を決めて車を走らせた。 途中、コンビニで弁当とジュースを買った。 オヤツはなんでも好きなの買えといったが、メントスのグレープ味一個。 こういう時くらい豪奢に買えよと言うのだが、彼はメントスLOVEらしい。 もう目の前には京王線高尾山口駅があった。 んが、私はすでに限界を超え始めた尿意と戦っていた。 ガソリンを入れにガソリンスタンドに寄って、トイレから戻ってくると 店の主が「ご観光ですか?うらやましゅうございます^^」と話しかけてきた。 なんだってこんな古風なんだと感動してしまい 「はっ!甥っ子を高尾山に登らせようと思っております!」とアホな返事をしてしまったw すると店主は少々お待ちくださいと奥へ下がり、高尾山の地図を持ってきてくれた。 地図というアイテムは、いつの時代も子供を虜にする。 ナイスだぜ、店主。ありがとうございました <(_ _)> 家路に着くまで、弟君はこの地図を片時も離しませんでした。 高尾山入り口につき、どのコースで登るか二人で考えた。 途中で4号路からつり橋を渡って頂上へ行くというプランになった。 い、一番ハードじゃね?(;; でもこのくらいじゃなきゃ「クソガキな弟君」の体力発散にはならんだろうと覚悟を決めた。 弟君のリュックにお弁当とジュースを詰め込んで私はカメラのみ。わはははw 大きい杉の木がいっぱいあった。 弟君は木の枝を拾っては投げ捨て拾っては投げ捨て、私に怒られる。 次は下の道路に「石を蹴り落とす」という驚くべき事もしでかした。 私「下に人がいたらどうすんだよっっ!」←怒りの感情より驚き 弟君「ちゃんと見てたもーん」←もちろん不満の声 予測できない事ばかりする甥っ子にただ驚く。 木の枝を拾い上げて、それを木にフルスウィングして木の枝をへし折ってみたり いきなりどうでもいいところで「やっっ (溜め) ほーーーーーーーーー!!!!!!」と ヤツ特有の恐ろしくデカイ声でいきなり叫ぶ。 「ちょちょちょちょっとお前!いまどきヤッホーとかないだろうwww(恥」 私はね・・・ただただビックリさせられました・・・orz 後で姉に言うと、どうやら弟君のマイブームらしい。 車の窓を開けて「ヤッホーヤッホーヤッホー」とか言う時もあるらしい。 こいつの頭は大丈夫か?と、ちょと疑ってしまいましたw ↓登山口から2km位のところ。もう帰りたいと思った私がいる。 ↓ここでもヤッホーヤッホー叫びまくり。 やっとリフト乗り場がある、まともな休憩場所に着いた。 この時すでに13時。 私は腹が減ったので飯にしようと言ったが、彼は頂上で食べたいという。 でも、時間といい腹も減ったりで、そこで食べることを強引に決めた。 食べ終わって歩き出すと、さっきの場所よりも見晴らしの良い休憩所があった。 私「あ、ここでもご飯食べれたね」というと 弟君「だからあそこで食べたくないって言ったじゃん!」と半泣き声で訴えてきた。 私「あ、アイスあるぜ!」←完全にスルー 弟君「食べたい!」←食い物の前にプライドなし アイスを黙々と食べる甥っ子と煙草をぷかぷか嗜む私。 弟君「あ!東京タワーだ!」 私「ゴミ燃やす煙突じゃね?」 もぐもぐ ぷかぷか 山に来てよかったなーって思った。 ↓たこ杉 ここをまっすぐ参堂沿いに行けば近距離コースなのだが 我々には「吊り橋」渡りたいという共通の想いがあった。 急に弟君が「下がってるじゃん!」と泣き声で言い出した。 「吊り橋が山の上にあるかよ。川の上に決まってんだろ。川は下にあるもんだよ。」 弟君としてはせっかく登ってきたのに、下ってゆくという感覚がイヤだったんだろうけど そんなもんは知らん。「イヤだったら吊り橋行かないで戻る?」の一言で彼は黙った。 くっくっくっくwww ああそうですよ、私は意地悪ですよw 吊り橋を渡る前に「ジャンプすんなよ?」と先制した。 ぷっと吹き出す弟君と私。なんとなく良い感じ。 吊り橋付近は誰もいなかったので「おし、好きにしていいぞ」と言うと 「やっっっ (謎の溜め) ほーーーーーーーーーーーーーっっ!!」 「やっっっ (謎の溜め) ほーーーーーーーーーーーーーっっ!!」 「やっっっ (謎の溜め) ほーーーーーーーーーーーーーっっ!!」 ジャンプジャンプジャンプジャンプジャンプジャンプジャンプジャンプジャンプ 「やっっっ (謎の溜め) ほーーーーーーーーーーーーーっっ!!」 「やっっっ (謎の溜め) ほーーーーーーーーーーーーーっっ!!」 「やっっっ (謎の溜め) ほーーーーーーーーーーーーーっっ!!」 ダダダダダダダダダダダダダダダドドドドドドドドドドドドドドド(吊り橋往復) とにかくまぁ元気の塊というかなんというか、笑ってしまった。 満足そうな弟君 弟君に「ちょっとおんぶして」「先行ってベンチ探して来い」だのと どっちが大人ですか!と突っ込まれそうな会話をしたw ベンチがある度に私は休んだ。 休憩=オヤツタイムなので、彼からは文句は出ない。 メントスを食ってうまそーな顔をしている。 弟君「もう行くよ」 私「(゚ロ゚;)エェッ!?」 てなやりとりをしながら・・・やっと・・・やっと頂上に着きました。 「頂上で食べる用」にとってあったおにぎりを二人で食べる。 頂上付近の自動販売機の値段の高さに文句言ったり 彼の遠足の話を聞きながら二人でまったりした。 さて、降りますよ。もちろんリフトでね! リフト乗り場までは歩き。帰り道は来た道とは違う道を歩いた。 薬師院だったかな、そういうのがある。 高尾山といえば天狗。昔は修験者の方もいたらしい。 一つ変わったお堂があった。下駄が奉納されている。 弟君「せっかくここまで歩いて来たんだしー、最後まで歩こうよー。」 その度に私は「疲れたからヤダ」「足が痛いの」と答えた。 上記の問答を10回以上はしただろう。 いい加減しつこい。 弟君が正論なんだが、彼の場合「実はリフトが怖かった」のです。 リフトが怖いなら「ケーブルカー」って電車型のでいいじゃん?と言っても それは学校の遠足で乗って怖かったと言う。 つーか、お前さん、毎年スキー行ってリフト乗ってるじゃん?と言うと あれは下が雪だから怖くないんだい!とのこと。 でも私の足の爆弾が、いよいよ鈍い痛みを発してきた。 足が痛いから休もうと言った後は、彼は大人しくなった。 お、気使ってやがんなコイツと思えた。 リフト乗り場に来て、いざ乗るとき 弟君「やっぱコエエエッ」と言って立ち止まったwww 二人乗りなので私が横にいるから大丈夫だからと無理やり乗せた。 カチコチの弟君と私を乗せて、リフトは何事もないように動く。 弟君にリフトの説明をした。 上部はがっちり固定されている事と、落ちてもネットがあるから死なないということ。 万が一落ちても、あの板を歩いて下に行けば助かるから大丈夫。 あんまり怖くないと感じたのか、あれだけ文句垂れてた人が大はしゃぎですよ。 足をブラブラさせてリフト揺らしたり、こっちがビビったくらいでした。 下について蕎麦屋に入った。 高尾といえば蕎麦である。 私は暖かいとろろそば。弟君にもトロロを勧めたが彼はざるだけを頼んだ。 トロロと山菜が嫌なだけなんだけどねw 一見通である。 彼はこんな歯ごたえのある蕎麦は初めてだと言って最後の一本も残さずに食った。 蕎麦湯が運ばれてきて、それを猪口に入れて一気に飲み干した。 ちょっとビックリしましたw 「蕎麦ってのは、こういうもんだ。」と言うと幸せそうな顔をしていた。 帰り道にまんじゅうを売る店が何軒かあった。 蒸し器?っていうのかな、あれから湯気が立ち上っている。 弟君にそういうのを食べさせたくて 「おばちゃん、まんじゅう二つおくれ」というと 「いま、暖めてくるね」といってビニールに入った饅頭をもって裏へ・・・ 「ちーん」という音は聞こえなかったが、なんとも空しかったw 弟君が「大福!大福!」と言いながら食べる。 「ま・ん・じゅ・う」「大福大福!」「ま・ん・じゅ・う!」とあほな言い合いをして車に戻った。 私が疲れたねーと言うと「ボクはリフトで疲れた」と謎の強がり。笑う。 車が走り始めて5分も立たないうちに弟君は眠りについた。 口開けて爆睡する弟君の顔をデジカメにとって、私の心の中に一つの答えが出た。 「私の勝ちだな」 おしまいwwwww
by tr.horus
| 2006-03-26 12:52
| リアル日記
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