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2015年 10月 11日
久しぶりに蒼天航路を読み直している。
いったい幾度読んだだろうか。 台詞を覚えているほどだ。 今回は曹操軍の話ではなく、曹操に敵対する勢力について考えたい。 が、その前にちょっとだけ雑談をしよう。まあ当時の日記にも書いた内容とほぼ同じなんだけど。 私がベトナムのハノイに行った時、安いドミトリーの宿に泊まっていた。そこで上海に住む女の子と仲良くなった。 その子はドラッグとマルボロを半々にして巻き直し、ニコニコしながら「半分だから全く問題ない\(^o^)/」ってと言って私を驚かせた。 度々見せるこの子の破天荒さは私を驚かせ、そして大笑いさせた。 しかし全く知性が感じられない。 英語喋ってるけど全く!! 私がカフェでWi-Fiすると言うと「私も!」とくっついてきた。 その時に三国志の話になった。 私のiPodtouchのメモ帳で「曹操孟徳」と変換される事にかなりビックリしていた。 日本でもとても有名なんだぞ? 劉備玄徳、張飛益徳、関羽雲長。 な? 簡単に変換されてしまう英雄の名前を見て、彼女は「ドッヒャーーーー!!!」という表現がぴったりな程に驚いていた。 そして私は「曹操孟徳が好きだ」と言った。 するとなんとこの知性がまるで足りないと思われた女の子の口から「彼はとても頭が良くてスマートなんだ。劉備なんて関羽がブラザーなだけ!」なんて言葉が出てきて、今度はわたしが「ドッヒャーーーー!!!」したのであった。 そして私はこの子と熱い握手を交わした。 この子に蒼天航路を読ませてあげたいわ。 さて、話は蒼天航路になります。 この物語の中には、曹操に敵対して散っていった勢力の中にも素晴らしく良い奴らがいる。 中でも、呂布(将軍)と陳宮(軍師)のコンビは最高である。 二番目は賈詡(軍師)と張繍(将軍)である。 この二人の変換までスマートに出てくるのだから大した人物である。ビックリしたわ。 賈詡はあくまで自分の才を曹操にぶつけるため。 張繍が「なぜ自分のような男にお前ほどの軍師が仕えているのか?」と問うた。 作中の賈詡は「与し易そうで、実際に会ってみると思った以上に手ごわい。僭越ながらそれが殿の特質でござる。そういう殿と軍が、私の軍略とはぴったり合っておるのでござる!」 張繍は「そうか」と嬉しそうな顔をした。 これもまた賈詡の軍師たる所以なのだろう。 そしてとある戦で曹操軍に万全を期して戦いを挑むも負けてしまう。 この時の賈詡の言葉。 「この賈詡の軍略を空から見るかのようなやり様だ!このように扱われる自分を許すことはできん!」 陳宮は呂布の武に惚れ込んだため。 素晴らしく素晴らしく、この蒼天航路を彩る呂布と陳宮である。 この蒼天航路にでてくる呂布はドレッドヘアである。アフリカンを彷彿とさせる。 話す言葉はたどたどしい。 必ず吃るように設定されている。 それが上手い具合に呂布の怖さを引き立たせる。 そんな呂布に惹かれ、呂布と似たような武人が集まりはじめていた。 呂布は次第に自分を抑えれるようになった。先鋒を走らず、部下に任せることも出来るようになっていたのだ。 陳宮はその度に目から涙を流して、呂布の成長を感じ、誰よりも喜んでいた。 そして曹操軍に攻められた戦の時、陳宮は外に出て交戦する事を主張していたが、曹操軍の内応者の献策によって呂布は「籠城」を選んでしまう。 呂布「ろ 籠城とは ど どういう戦いだ」 陳宮『ば、ばかな!この陳宮に頭を打ち砕いて死ねとおっしゃるのか。 籠城から最も遠いのが呂布殿であり呂布軍ではないか!籠城をよしとなさるなら、この陳宮はすでに軍師ではない!』 呂布「じょ 徐州は そ 曹操を に 憎んでいる そ そういう徐州の民に く 君臨する」 陳宮『民⁉︎ 殿を動かしたのは民という言葉か!籠城は愚か極まりない判断だ!しかし、いまの呂布殿は王者の風格がある。』 『ああ……俺はつくづく 呂布殿に魅せられているのだな……』 『ならば陳宮!ここは勝負であろう!たとえこの陳珪、陳登が曹操と内応しており、籠城の献策がその謀であろうとも、こやつらの策に乗って戦ができなければ呂布殿の軍師とはいえぬ!こやつらにはわかるまい!この陳宮の志は、どこまでも呂布殿のもとにある。』 「殿、呂布軍の軍師は、いまだこの陳宮でございますな!」 呂布「お お前だ」 この世の全てが呂布の武の為に世界が存在する。そう思っていてもおかしくない。 陳宮は自分の全てを、この破天荒極まりない呂布の武に捧げた。 その陳宮の忠義も、呂布には届いた。 呂布は陳宮を信じていた。 が、籠城戦は曹操軍の水攻めによって負け戦となる。 陳宮は味方に裏切られ、口には槍を咥えさせられ、身体は縄で縛られ、そのまま馬に乗せられ、降伏する集団の先頭を歩かされた。 それを見た呂布が、かつてないほどの感情を見せた。 ここで泣かぬ読者はいないだろう。 陳宮『あああ呂布殿〜〜〜』 『配下の危機にそれほど心を動かされては それは呂布殿ではございません!』 中でも好きな二人のやりとりは 呂布「お 俺は そ それほど強いか?」 陳宮「呂布殿は天下無双でこざる!!」 絶望的な水攻めの中にあっても、この二人は変わらなかった。 作中の曹操が、呂布は絶世の美女だと言った。 「抜群の姿形をしており、気まぐれで聞き分けがなく、ひたむきで傲慢。自分の美しさを他と比較する気持ちすらない。抱きとめてやらねばとめようがない。まさに美しい女そのものだ。」 呂布は処刑された。 曹操「陳宮、再び曹操に仕えよ。この先は大戦だ。俺と共に歴史を刻め。」 陳宮「涙を止めぬ者に、なお仕えよというか!」 陳宮「いいかっ!俺が仕える主君には3つの条件がある。たちどころに答えて我が涙を止めてみせよ!」 曹操 「ひとつ、人を治めつつ人心を顧みぬ者。」 「ひとつ、乱世を戦いつつ乱世を始める者」 「ひとつ、天を知りつつ、天意に叛くことを畏れぬ者」 陳宮「完璧だ。しかしこの陳宮は、完璧なものを直角に曲げて答えを出す!3つの条件をすべて備えた者には仕えぬぞ!曹操!お前は世の才物を躍起になって集めておるが、その実お前は何者も必要としていない!」 曹操「陳宮!劉備であれば仕えるか」 陳宮『おお劉備か』 劉備『ああ軍師だよ!おいらにゃ陳宮のような軍師が必要だ!』(←と言う割にはこの男は陳宮の何もしらねぇペッペ!) 陳宮『だが陳宮よ!今さら何を迷う事がある⁉︎』 陳宮「劉備とは、天を知りて天に甘え、乱世を戦わずして乱世に乗り、ただ人を顧みて人心を抱えこむ!まことにうっとうしい男だ!」 陳宮「曹操!最期に問答をしかけてくれたことを深甚に思う!」 曹操「陳宮の忠信を讃え、その遺族を厚遇する。」 陳宮「好きにしてくれ」 そして陳宮も処刑された。 遺体は呂布の隣につる下げられた。 陳宮こそ、まことに忠義の人であった。 そしてこの戦いで、呂布軍の張遼が曹操軍に引き入れられる。 「張、来来!!」の張遼である。 読むのがとても楽しみだ。
by tr.horus
| 2015-10-11 20:08
| リアル日記
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