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2007年 07月 24日
やっとでましたね!
14巻で「あらーつまらなくなりそうな予感」と思ってたんだけど 15巻で良い感じに16巻への期待が大でございます!! なーるほどね、こういうストーリーになったのね。 いじめられッ子だった体の細い少年が力を手にした。 その力を手に入れるための過程は決して容易いものではなかった。 少しばかり「天性」を感じさせるけど 何をやっても俺TUEEE的な良くある俗っぽい話ではない。 安易に手に入れた力で、いじめられてきた相手に復讐をするのではなく 努力して努力して己の心と力の解放に葛藤する主人公が良い。 自分が今していることは、自分がされた暴力と同じではないのか。 自分が今していることは正しいのか。 少年の名前は神代ユウ。 彼は学校にも家にも居場所を感じられずに夜の街にいた。 でもやはりそこでも暴力に遭う。何処にいても同じだった。 それでもユウは夜の街に居続けた。 やがてユウは力を掴み取る。 下北で「ヤンキー狩り」と恐れられる存在に変身してゆく。 最初はただ単に「痛く殴られない方法なんかないかなー」と 軽い気持ちでボクシング入門書を手に取った。 不登校の有り余る時間の中、彼は自らを鍛える行為に没頭した。 ユウは自分から暴力を振るうことはなかった。 ただ、襲ってきた相手をことごとく返り討ちにしただけだった。 やがてその噂が大きくなり、ユウは望まなくとも暴力の宴に引き出される。 ユウは暴力が好きではない。そう思ってた。 しかし喧嘩をしたあとの高揚感を押さえることはできなかった。 今まで生きてきた全てを否定され続けた虐められッ子の時期。 「ぼくがどんな風に必要とされてるのか知りたい。」 そう言って自ら暴力に染まって行く自分を感じていた。 神代ユウの心の葛藤は、決してお気楽なヤンキーマンガではない。 私はユウが変身するのを待っている気がする。 怒りに我を忘れ、雄たけびを上げながら相手に飛び掛る彼を見たいのだ。 誰の心にもある心の咆哮を、神代ユウはさらけ出してくれる。 こういった系統は「殺し屋1」や「ベルセルク」に共通するものがある。 怒りの代弁者とでもいうべきなのか。 つまりこれが、私の心の奥に眠る物なのだなーと思ったりする。 私は虐められたり、虐めに加担した事もない。 虐めに加担するのを拒んで仲間ハズレにされたことはある。 でもなんだろ。 髪の毛が元々茶色でクセ毛だから、茶髪でパーマかけてんのか?と 中学生の頃先輩に呼び出された事もあったけど、別に何もなかったし。 小学生の頃は「お前でけーな!」と 隣のクラスのヤンチャ小僧に戦いを挑まれ返り討ちにしたり。 暴力に対する憎悪っていうのは自分にはないと思ってるんだけどな。 何故かこういう話が好きだ。 ・・・ベルセルクはマダですか? おしまい
by tr.horus
| 2007-07-24 21:35
| リアル日記
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Comments(2)
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レオニールと呼ばれる人
at 2007-07-25 10:23
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こういう漫画があるんだー。
リアルを舞台にしたヤンキー漫画は、どこか自分自身を重ねられなくて 読めなかったけど、この漫画は読めそうな気がする。 私も少年時代~青春時代は、よく背も小さかったし、病気がちだったので 虐められていた経験がある。 また、集団生活がなじめなくて、内気で話ヘタだったというのも原因かも しれない・・・。 クラスの仕切ってるヤツラ数名と一人でケンカもしたなぁー。 フルボッコにされたけど。 それの反動で、少林寺拳法や合気道、等を習いにもいった。 でも、なんか違うと思い始め、怒りや鬱憤の矛先を、自分の居場所を・・・ 自分の求める場所を・・・自分の生きる意味を探す事に、向けるように なった・・・感じです・・。汗(現在進行形) (怒りや憤りの矛先は変えても、ウラミは残っているので、いずれは 別の方法で、仕返しをしてやろうと考えていた、レオニールでした。 汗)
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Commented
by
tr.horus at 2007-07-25 22:31
>レオニール
レオニールこんばんみ! >>自分の生きる意味を探す事 うむ、とても良い事に気がついているね。 私も常々これを考えていた。 例えば子供がいれば子供のために命を張れるようになる。 恋人を得れば守りたいという気持ちになる。 レオニールにはアントニーがいるから大丈夫だけど 私の場合は守るものが何一つないので、全ての欲が自分中心になる。 やがて一人身の気軽さが染み付いて全てが億劫になってしまう。 一体何の為に生きるのか。 そんな簡単なことにすら答えを出せなくなっている。 でもレオニールは一つの答えを得ているはず。 現在進行形で、ゆっくりゆっくり成長していきましょう^^ 私はマダマダ遊びたry
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