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2013年 12月 04日
鉄道のチケットを買いに行くと、今日はやってないんだって。
全く…理解しかねる…。 東京じゃあ五分も遅れたら謝罪のアナウンスよ!! 運休ってなに?? 働け!!! 結局、バスターミナルへ行ってルクソール行のチケットを買った。 エジプトは12月といえど昼間は暑い。 125ポンドと安いものだ。 100ポンドが1500円。 鉄道だと10時間の旅と聞いていた。 出発は22時と決まっているとか。 ではバスは? 私が予約したバス会社は19時のみと答えやがった。 え??? そしたらベリーアーリーモーニングに着いちゃうじゃん!と悲鳴を挙げると、いやいや10:30くらいじゃない?と言われた。 そっか… そしてバスは信じられない時間に到着した。 朝の04時!!!! 嘘つきってレベルじゃないぞ?? こういう早朝がトラブル招くんだよ。 あーもう!くそ! そこにタクシー?タクシー?と男がやってきた。デジカメで撮っておいた画面をドライバーに見せ、このホテル知ってる?いくら?10ポンド?オッケー!早く行こう!と若いドライバー急き立てた。眠りたいんだ。 スムーズなはずだった。 しかしウチのホテル見ていけと。 お願いします!と。 まあ別に良ければいいよ? 結果として、私はその宿の主の粘っこい対応と、これまたしつこいドライバーに嫌気がさして宿を飛び出した。 若いドライバーは慌てて追いかけてきて運転を再開した。 早く連れていけ。 もしかしてホテルの場所分からないの?と聞くと知ってるさ!と。 そしてうだうだとまだ私を説得しようとする。ノロノロと車を運転しながら。ホテルから金が貰えるから頑張ってるのは分かるけど、なんだかんだ揉めに揉めて一時間はタイムロスしている。 何度もダメな理由を言ってるのに、部屋にトイレとバスが無いからと言ってるのにゴリ押ししてくるの。 タクシードライバーはハシシが何とかとか口走る始末だし、全く意味が分からない。金を私に渡そうとしてきたり、何なの?ノルマ?マージンがハシシなのか? 途中で口論になった。 お前が私をあのホテルに連れて行けば10ポンド払うのに、何なんだよ!!と。あんたのホテルはダメなんだよ!! 10ポンド払わねえからな!! ふざけんな!! ただ連れて行けばいいんだよ!! と、キレたついでに怒鳴った。 私は頑固なんでね。 そのままドライバーと別れたが、思わずファッキンエジプシャン!!!と捨て台詞を吐いてしまった。 ドライバーも負けじと「ゆあまざふぁっか!」なんて返してきたが、その言葉に何の馴染みもないから問題なかった。もしここで片言の日本語でバーカバーカ!って言われてたらヤバかったね! とうとうファックなんて言葉を口にしてしまいました。なんなのほんとにエジプシャン。ほんと糞食らえよ、糞でも食わしたろか!だよ。 タクシードライバーの言い値で乗ったのに、目的地に着かないとか殺してやりたいわ。 しかしこの手の事は東南アジアではよくある事らしい…はあめんどくせえ。 …でね? さらに謎が… さっき紹介された宿の粘っこい主に、私が行きたいホテルの名前を言うと、それはワイフのホテルなんだ!とか言い出すのよ。同じカンパニーだから!セイムなの!信じて!!と。 ふははははははは エジプシャンを信じるほど無駄な事はないね。 私は自分の足で行きたかったホテルへ向かった。 地図を見ながら歩くと、あれ? さっきの嫌なホテルのソバっぽい。 うわー行きたくないなと思っていると、白人女性から声を掛けられた。 うわ! あのホテルは嫌だってば!!と多いに拒絶した。 すると女性は、落ち着け!これを見ろとスタッフのユニホームを見せてきた。そこには私が行きたかったホテルの名前が!! え? やったーー!! と、喜んだのも束の間… 何故、私がそのホテルを探してると知ってるの…? え? あの男が旦那ってホントなの? 同じビル?? なんだそりゃ!!! アホくさ!!! 馬鹿野郎!!!!! 何なんだよお前ら!!! タクシードライバーは知ってたんだろう。でも旦那の方の宿に泊まらせたかったんだろうが…全く腹が立つ!! 女性はオーストラリア人だった。 で、私は先ほど見せられた部屋と同じ部屋を見せられて死ぬほどガッカリした。 馬鹿なの?この人たち…? この無駄な時間をどうしてくれる…? 価格的に60ポンド、朝食10ポンドが込み込みで60になったが、お前らの宿には泊まりたくないとは言葉が出ず、相変わらず「シャワーとトイレが部屋の中にない」と言う理由で断った。同じ建物で、名前が二つあって、同じ理由で同じ部屋を二回も断るこの無駄さ。 吐き気がする。 反吐が出る。 私は本気で一日も早くこの糞みたいな国から出たいと願った。 次のホテルは60ポンドが40ポンドになった。部屋にトイレとシャワーがついている。朝ごはん付き。 部屋は少しボロいが、暖かいお湯は出た。後は深夜に南京虫が出ない事を祈るばかり。 チャイを無料で振舞ってくれたりと親切だったのだが、私が朝食を頂いていると、ご飯が終わったら少し話そうと。 まあ予想通りツアーの斡旋でした。 こんな事はよくある事。 断るだけでいい。 私は今朝ここに着いたばかりで他の店の価格が分からないから、あなたが安いのか分からないと言うと、じゃあいくらならいいんだと。 あなた12$でしょ? それはエジプシャンには高いでしょと言うと黙っていた。 この時点の私は誰に対しても辛辣な態度を取るようになっていた。こういう時は、英語ができなくて良かったと思う。何故なら私の毒舌は凄まじいからだ。 寝不足のまま観光へ行った。 一日も早く、この国から出たい一心で。 ホテルに戻って休んでいると、小間使いの兄ちゃんが部屋をノックしてきた。 あと一分で…ナントカカントカと。 あのおっさんの名前を言って去っていった。 はあ?? あと一分で来いっての?? ムカついた。 へそ曲がった。 絶対頼まない。 ほんとにエジプシャンむかつく! キイキイと思いながら着替えて扉を開けるとおっさんがいた。あ、こっち来てくれたんだ。 そこで立ち話になり、100ポンドでイイからと。いやあなた、今朝は12$って言っただろ?え?20$だったの??高い高い!!私は一人で向こうに行ってからタクシーかロバか馬を頼むよ。だから貴方には頼まない。分かって下さい。 ハッキリ言うとおっさんはノープロブレム!と引き下がって行った。 イラっとするよ、エジプシャンは。 ザグレブの町が恋しい。 静かで質素な小さな首都。 街ゆく人は観光客を放っておいてくれた。 エジプシャンが金儲け主義なのは良いのよ別に。日本だってそうだし。だけどやり方が気に食わない。朝のタクシードライバーも、本気で怒鳴ってしまったよ。 なんでそんなに貧しいの? 今日、ホントに驚く景色を見て来たよ。 でも世界の貧しさはこんなのは比では無いのだろう。 とにかくちゃんと観光してアスワンに行こう。 ファッキンエジプシャン!!
by tr.horus
| 2013-12-04 07:36
| 世界一周④中東+ギリシャ編
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Comments(2)
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シュレナ
at 2013-12-06 04:10
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なんかエジプトいろんな意味で大変そうだ・・・
アラブの春だっけ?エジプトもあったよね、まあいきなり酷くなるわけではないのだろうけれど、ムバラクだっけか?失脚したの。彼のときよりいいのか悪いのか・・・ 昔はまさに世界最高水準の国だったはずのエジプト。そりゃあ昔から貧しい人も多くいただろうけれど、なんだろうね、どうしてこうなった感がすごいな・・・
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tr.horus at 2013-12-06 04:29
>シュレナさん
いやーほんと…このエジプト滞在は私がイメージしていたインドそのもの。インドってこんな感じなんだろうなーいやだなーってのが、まんまエジプト。 観光業が主体の国ってこうなるのかもね。 ペルーも似たような事がたくさんあったし。観光業は観光客への依存だもんね。そういう体質が染み付いてんだろう。エジプトはそれが大昔からだもんね。 ほんと、どうしてこうなっただよ。 カイロはまだデモやってました。 市民は遠巻きに眺めながら写真撮ったり。 なんだかな。
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