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2009年 11月 08日
今日、ダキアからメールがあった。
「オブリアンだったかな?2年位前に出たゲームが気になる。」 名前が惜しい! そこでオブリビオンの辛い過去について話した。 この日記では3日目くらいまで書かれていたが →オブリビオン3日目 急に何も書かなくなったのにはワケがありんす。 それをちょっと書き残しておこうと思います。 オブリビオンは「とあること」に気が付くまで最高のゲームでした。 私はオブリビオンの中で何を楽しんだかというと 移動というロマンでした。 小さな町で盗みを働き、馬を盗み街道を駆ける。 途中で衛兵に見つかり追っ手がかかる。 後ろを振り向いてる余裕などなかった。 ただただ馬を走らせた。 途中で山賊が襲い掛かってくることもある。 普段ならそれを倒して装備を奪う所だが、生憎うしろには衛兵が迫ってきている。 私は走った。 途中で雨が降り出した。 雷が真っ暗な夜道を一瞬だけ照らす。 激しい雷雨。 私の服に当たる雨。 背後から迫る完全なる死。 私のような盗賊など、衛兵の手にかかれば一瞬で死ねる。 その恐怖はUOを髣髴とさせ、私は闇に馬を走らせた。 長い長い夜が開け、遠くに町の影が見える。 背後に追っ手の気配はない。 日が出てしまうと、吸血病の私は出歩けなくなる。 どこか建物の中に潜んで時が過ぎ行くのを待たねばならなかった。 急いで町へ向かう。 盗品を捌き、何か盗めるものはないかと町を物色する。 新しいお宝を見つけると胸が躍る。 ここで盗んだら、次はどの町で捌こうか。 また夜の間に馬を走らせねば。 そしてその夜も私は盗みを働き 町の外に待たせておいた馬を探す。 しかしどうやら馬は逃げてしまったようだ。 まいっか、久しぶりに自分の足で走ろう。 案の定、途中で山賊が襲ってきた。 殺して装備を奪う。 自分の装備がヘタってきてたら交換する。 重量制限にひっかからないように 売値が高い物だけをバッグに入れる。 やっぱり馬を盗んでおくべきだった。 いちいち山賊の相手をしていたのでは時間がかかる。 そして夜が明けてきた。 どうしよう。 周囲には街らしい陰はない。 このままではマジで干からびて死んでしまう。 よく見ると崖に扉が付いている。 アレはダンジョンの入り口だ! 今日はあの中で夜を待つことにしよう。 助かった。 音がしないように扉を開け、安らかな暗闇に身を潜ませる。 足元から冷え冷えとした空気が這い上がってきた。 闇が濃い。 このままずーっと時が過ぎるのをボーっと待つのもアレだ。 そう思った私は松明に火をつけた。 完全な闇を湛えた穴は真っ直ぐ下へと続いている。 息を殺し、弓を構え、気配を殺して歩を進める。 そう、この緊張感。 これが良いのだ。 自分の松明の揺らめきに恐れおののく。 何者かの骨を踏みしだく。 薄澱んだ空気。 心臓の音。 墓場泥棒とはこういうものかと思っていると 物陰からでかいネズミが飛び出した。 ネズミ程度に驚いてはいけないのだが、やはり暗闇というのは恐怖を何倍にもする。 私は哀れなほど手こずってネズミを殺した。 こうして一匹でも敵が出てくると不思議と安心する。 例え敵であろうと安心するのだ。 数匹のネズミを殺しながら、なんとなくこの洞窟に安堵を覚える。 この程度のレベルの洞窟なのか、と。 しかし恐怖はそこから始まったのだ。 はっきりいって記憶が飛んでる。 とにかくどえらい強い敵にかち合って瀕死の重傷を負った。 私は振り返って一目散に逃げた。 たしか、出口は真っ直ぐ上だった。 どこだ、間に合え!! 全力で逃げろ!! ここまで真剣に生を望むことは久しぶりだった。 死にたくない。 やだ、絶対生き延びる!!! だってセーブしてねーんだもん!!!!! どこをどう走ったか、私は洞窟の外に出た。 ああ、良かった… 生き延びた… 眼下に広がる美しい風景よ。 その景色を見ただけで私の肺は清浄な空気で満たされた。 !! 少し歩き出した処でダメージを受けた。 山賊の矢でも受けたかとバックしながら周囲に気を張る。 しかしHPは連続して減り続けている。 あ! 吸血病!? 外はまだ明るかった。 瞬く間にパニックに陥った。 あっ ああっ やだよ死にたくないっ 生への執着。 私は愚かにも再び洞窟に入ってしまったのだ。 あ、こりゃどうも^^ 扉で引っかかっていた先ほどのモンスターに撲殺された。 ああ、小まめにセーブしておけば(;; ああああああああああああorz という感じで、非常にロマン溢れるゲームでした。 本当に私は満喫しておりました。 しかし、しかしですね。 ある日、スタートボタンというものを押してみたんですわ。 そしたらね… ・街から街へ瞬間移動する という機能を発見してしまったのです…。 … … … 私は確かに飽きっぽいよ。 何やってもすぐ飽きてしまうよ。 でもこのゲームだけは違うんだよ。 私はそれ以上、このゲームが出来なくなっただけだ。 自分が見出してしまった楽しみが 全て省略されることを前提とした世界だった。 個人の好みだから、町から町への瞬間移動もしなければいいじゃん? そう思うだろうが、そうじゃないんだ。 自分で自分に縛りを与えて、あのロマンは成しえないのだ。 一体何のための… 一体何のための馬と景色なのだ。 モノを盗んで売るまでの大変さ…それが分かるか… 一瞬で町から町へ移動できる盗賊なんか盗賊じゃねえよ!!! この気持ちを…分かっていただきたい。 あまりの傷心ゆえ、日記に書くことすらできなかったんだ。 ・瞬間移動 これだけはイカンですよ。 それに気が付くまでは、本当に久しぶりに死をビンビン感じれる素晴らしいゲームでした。
by tr.horus
| 2009-11-08 22:50
| 家庭用ゲームに忍ぶ
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Comments(2)
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うーたん
at 2009-11-09 13:15
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そうそう、うーたんはしってるのだよ。ほるしーの本性を。
衛兵って良い装備持ってそうだよねー高く売れそうだよねーって言ったらほるしーの眼が輝いちゃってさ、山賊と衛兵を戦わせて漁夫の利をあさってたよねー。うーたんが思うに、このゲームの素晴らしさは普段は隠されている人間の本性が出せるってところだに。 瞬間ワープを知らなかった頃のほるしーは、毎日毎日衛兵の眼を潜り抜けることにスリルを感じていたのにね。ワープなんかできたら衛兵の意味がねーっつーの;w; うーたん同情するじぇ。
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tr.horus at 2009-11-09 19:38
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